葬儀に関する事は、身近な事ですが、わからない事が多いものです。
習慣や決まり事も多く、いざという時に悩んでしまう方もいらっしゃいます。
よくある質問をQ&A方式でまとめました。
最近よく耳にする「家族葬」とは何ですか?
「家族葬」が一般のお葬式と異なるのは、友人・知人には声をかけず、家族を中心にして行うかまたごく親しかった人だけでお葬式を行うというものです。故人様とのお別れの時間をじっくり過ごせるため、精神的にも体力的にも遺族の負担が通常のご葬儀よりも少なくなります。
<備考>家族葬を行うにあたっては以下のようなことを注意しなければなりません
- 親族などから、「昔からの付き合いもあるのだから会葬者はきちんと呼ばないのは、とんでもない」と、もめることがあります。
- 会葬者を呼ばない予定だったが、周りの人たちに日程等が知れ渡り、会葬者が通常通り来てしまい、対応に追われてしまう。
- お葬式が終わってから、亡くなったことを知った方々が、次々と自宅にお悔やみに来られ、ご遺族がその対応で疲れてしまう。また、その際に「なぜ亡くなったことを教えてくれなかったのか」と不満を言われてしまう。
このようなことを避けるため、諸事情(故人の遺志、遺族の考え等)により家族葬で行うので、「参列をご遠慮願います。」との旨をお知らせしておくことが必要です。また、説得の難しいご親戚の方には、早めに相談をしておくことをお勧めします。
通夜を行う場所がないのですがどうしたらいいですか?
最近の住宅事情でお通夜をご自宅で行うことが難しい方が増えています。小林葬祭 奏ホールではお通夜からの使用が可能です。また、バス・トイレ・専用出口(インターホン付)も完備しておりますので、安心してご依頼下さい。
香典の金額はどれくらい包めばよいのでしょうか?
香典の金額は、故人との関係や喪主との関係など様々ですので、一概にいくらとは言えません。地域の慣習によってもことなりますが 一般的な金額としては
- 近隣の方 3,000円
- 一般会葬者 5,000円
- 関係者 10,000円
- 親族等 10,000円~30,000円
- 兄弟・子供 50,000円~100,000円
のような事例がございます。
お葬式の費用はどのくらいかかりますか?
お葬式の費用には、大きく分けて3つの費用がかかります
お葬式にかかる費用= 葬儀費用 + 接待費用 + 宗教者への謝礼
(1)葬儀費用
お葬式の儀式を進行していくのに必要な基本的費用です(祭壇、棺、ホール使用料、骨壷、ドライアイス、霊柩車、等)
(2)接待費用
会葬に来ていただいたお客様にお出しする料理や返礼品の費用です(会葬者の人数や品物、料理の種類によって金額が変わります)
(3)宗教者への謝礼
お葬式をお願いした僧侶、神官、神父、牧師などへの御礼です。
葬儀費用及び接待費用に関しては、小林葬祭との事前の話し合いである程度の金額はお分かりになると思いますので、一度ご相談いただければと思います。お葬式には、それぞれお客様のご要望に合わせたプランがあります。
小林葬祭では、不必要な費用がかからないよう、ご遺族の立場に立ってアドバイスをさせていただきます。
病院で亡くなると病院紹介の葬儀社に頼まないといけないのですか?
病院紹介の葬儀社に頼まなくてはいけないということはありません 。できれば、事前に信頼の出来る葬儀社を選んでおいて、万が一の時には、その葬儀社に電話をして病院まで来てもらうといいでしょう。葬儀社の選定が出来ていない時は、取り急ぎその病院紹介の葬儀社に自宅までの搬送をお願いするとよいでしょう。
神棚に半紙を貼ると聞きますが、どうすればよいでしょうか。
いつまで貼ればいいですか?家族が貼ればいいですか?
神棚に半紙を貼るのは、神道では亡くなられた方を穢れとしているため、その穢れが神棚に及ばないように半紙を貼ります。
貼る期間としては、四十九日の忌明けまたは50日祭までは貼っておきます。
また、家族の方が貼るのではなく、他人に貼ってもらうのが良いでしょう。
半紙を外す時、塩水で清めてから外して下さい。
仏壇の中に位牌がたくさんあって、新しい位牌がはいりません。
整理したいのですが、どうしたらよいでしょうか?
仏壇から位牌を片付けるには、弔い上げをもって行い、一般的には三十三回忌、あるいは 五十回忌とされています。ですから、それ以前の祖父母様のお位牌はお寺様とご相談の上、ご先祖様と合祀されたらよいでしょう。
喪中のとき、いつまで神社にお参りできないのですか?
一般的に忌明け(49日)までは神社にお参りしてはいけないとされています。
ちなみに忌明けをもって神社へお参りすることを晴れ参りといいます。
葬儀のとき、お寺様へのお礼はどうしたらいいですか?
表書きは?金額は?
表書きについては「御布施」とするのがふさわしいでしょう。金額についてわからない場合は、率直に寺院に質問したり、経済的事情がある時は、寺院と相談していただくことをお勧めします。
現在、一人で暮らしていますが、万が一の時のために遺言の公正証書を作りたいのですが、どうすればよいのでしょうか。
公証人役場で作成してくれます。公正証書遺言は、原本が公証人役場に保管されますので、家庭裁判の検認の必要がなく最も安全確実な遺言方式です。当社では 遺言書に詳しい専門家をご紹介させていただくことができますので、お気軽にお問い合わせください。
友人の葬儀が既に終わっていました。香典をいつ持っていけばいいのでしょうか。
早めにお線香をあげにお伺いしたほうがよろしいと思います。
遠方ですぐにはいけないのであれば、まずはお悔やみの電話を入れていただき、後日改めて お悔やみにお伺いしていただくのがよろしいでしょう。
通夜・葬儀などの通知で「ご厚志お断り」とありますが、意味は何ですか?
「ご厚志はご辞退申し上げます」とある場合は、「供物・供花・香典など一切を遠慮させていただきます」という意味なので、供物・供花・香典は贈らないようにします。「供物・供花の儀はご辞退申し上げます」という場合は、供物・供花は贈りませんが、香典は持参します。